嫌な夢を見て、はっと目が覚めた。涙を流していたなんて、後から話を聞くまで知らなかった。
起き上がろうとしたら体が全然言うことをきかなくて、ベッドから落ちるわ、押尾隊長に起こされるわで、強がることなどどうでも良くなった。
押尾隊長にしがみ付いて兵悟君への伝言を頼んだ。
そして、毛布に包まって車椅子に収まって、なんとも情けない姿でテレビを見た。
この俺が教えてやったとに、助けきらんかったら許さんぞ。
死んだりしたら許さんぞ。
きっとお前は俺が死んだら怒るくせに、自分が死んだ時に俺が怒ったりしたら、何怒ってるんだよ、とか思うに違いなかとやから。
お前が死んだら、オイは誰と喧嘩すればいいとや。
やけん、助けきらんかったら許さんぞ。
「吊り上げに時間がかかりすぎばい」
